保険指導

かつて、こんなことがありました。

比較的元気がよかった企業だったのですが、社長が突然亡くなってしまいました。
中小零細企業では、社長の死亡は売上高の大幅減に直結します。
生命保険金は葬儀代程度しかありません。
当然のことながら急激な資金不足におちいり、その企業は倒産しました。
経理を担当していた奥様は職を失いました。
奥様は役員でしたので雇用保険にも入っていません。
銀行から融資を受ける際に社長の自宅が担保に入っているというのはごく当たり前のことです。
奥様と子供たちは自宅を奪われました。
のこされた奥様と子供たちはその後どうやって生きていったのか・・・私は知りません。その後一切連絡が取れなくなったのですから。

「そんなことを防ぎたい!」・・・ただそれだけです。あんな思いは二度とごめんです。
ですから、社長に万一のことがあったときに備えての保険指導をしています。
「最低限、いくら保険金があればいいのか」
「どれくらいなら安心なのか」
「毎月支払う保険料が会社の負担にならないか」
「必要以上の保険になっていないか」
保険に精通しようと、大同生命の代理店の資格を取りました。しかし、別に大同生命の保険に入ってくれというわけではありません。ただただ、自分たちにとって適切な保険に入っていてくれればそれでいいのです。

※保険業務については、税理士法の関係上、佐原税理士法人ではなく佐藤公彦事務所での取り扱いとなります。